1. 試験方法
試験方法は、極間法による蛍光磁粉を用いる湿式・連続法で行う。
2. 探傷の準備
① 前処理
正確な検査を行うため、表面の油・錆・塗料など、判定の妨げになる付着物を事前に除去します。
② 探傷有効範囲の設定
a. 標準試験片を検査対象の表面に密着させます。
b. 通電しながら検査液を適用し、磁粉模様が明確に現れるか確認します。
c. 磁極の位置を動かしながら、欠陥を検出できる「有効範囲」を特定します。
d. 範囲を一部重複(ラップ)させ、検査漏れが起きない移動ピッチを決定します。
3. 探傷手順
① 磁化方向
原則として溶接線に対し「平行」と「垂直」の2方向から磁化を行い、傷に対して磁力線が直交するように調整します。
② 検査液の適用
検査液を十分に攪拌し、通電しながら有効範囲の全体へ静かに行き渡るように適用します。
③ 通電時間
検査液を適用した後、表面での液の流動が止まるまで通電を維持します。
4. 磁粉模様の観察と確認
① 観察と時間
一試験単位毎に検査液の適用後ただちに行う。
② 磁粉模様の確認
検査液を適用した後、直ちに磁粉模様の有無を確認します。
模様が検出された場合、それが本物の欠陥か「疑似模様」かを判別するため、入念な観察と再検査を行います。
判別が難しい場合は、以下の手順で確認します。
(a) 表面の凹凸などが原因と思われる場合は、グラインダー等で平滑に仕上げて再検査を行います。
(b) その他の判別できない模様は、別の検査方法を用いて再確認します。
